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井上 多加志
強化プラスチックス, 60(7), p.269 - 270, 2014/07
国際熱核融合炉(ITER)のNBI加熱装置に用いられる加速器では、1MV, 40Aの大電力でイオンビームを加速するために直径約1.8mの大口径絶縁管が必要である。しかしながらセラミック、冬季などの無機材料でこのような大口径絶縁管を製作した例はなく、大口径セラミック絶縁管の開発を進めるとともに、ガラス繊維強化エポキシ(FRP)製大口径絶縁管を用いて1MeV水素負イオンビームの開発研究を推進してきた。開発当初はFRPからの脱ガスに続く絶縁破壊が頻発したが、真空,金属, FRPの接点である三重点近傍FRPにエポキシ溶融を見出し、大型金属構造物による三重点の電界強度低減を図った結果、1MV高電圧の長時間保持に成功し、ITER要求性能:ビームエネルギー1MeV、負イオン電流密度200A/mのところ、短パルスながら0.98MeV、185A/mの水素負イオン加速を達成している。
長澤 尚胤; 玉田 正男; 金澤 進一*; 早崎 俊克*
プラスチックス, 58(11), p.45 - 48, 2007/11
ポリ乳酸に橋かけ剤であるトリアリルイソシアヌレートを5phr濃度添加して、電子線で橋かけした。橋かけしたポリ乳酸分子の網目中に可塑剤を保持させることにより、室温で柔らかく、変形しても元の形状に戻る弾力性のある透明なポリ乳酸材料を創り出すことに成功したので、その作製法及び物性について解説した。
浅野 雅春; Chen, J.; 前川 康成; 吉田 勝
プラスチックス, 57(5), p.9 - 15, 2006/05
本論文は、液体のメタノールをそのまま燃料として供給する直接メタノール型燃料電池用電解質膜の開発に特化し、放射線重合と放射線架橋という2つの放射線照射プロセスを高度に組合せることにより実現した高性能化の成果を中心にまとめたものである。具体的には、このプロセスにより、ビスビニルフェニルエタン(BVPE)及びジビニルベンゼン(DVB)の2成分の架橋剤とビニルトルエン(MeSt)及びt-ブチルスチレン(tBuSt)の2成分のスルホン化可能なモノマーを組合せた4元系電解質膜を作製した。耐久性加速試験の結果、この膜は従来のポリスチレンスルホン酸電解質膜に比べて6倍耐久性が向上することがわかった。また、4元系成分をグラフトした膜を室温,真空下で放射線架橋(500kGy)した後、スルホン化した電解質膜は、メタノール透過がナフィオンの1/10まで抑制できることもわかった。
森岡 篤彦; 奥野 功一*
プラスチックス, 57(1), p.148 - 152, 2006/01
核融合実験装置の真空容器近傍など、高温かつ機械的衝撃力の加わる環境下で使用可能な中性子遮蔽樹脂材を設計,開発した。開発した樹脂は300C以上の耐熱性能を有し、かつ高温環境下でも極度の強度低下の少ない材料であり、従来の製品を凌ぐ性能を有することを確認した。今回はJT-60定常高ベータ装置を対象に材料設計を行ったが、耐熱性能が要求される他の放射線施設に対しても材料組成の変更が可能であり、広範囲な樹脂系中性子遮へい材料の製作に関する知見を得た。この樹脂材料の開発過程と性能を解説した。
吉井 文男
プラスチックスエージ, 44(10), p.144 - 147, 1998/10
生分解性ポリマーのポリカプロラクトン(PCL)の照射効果について、種々の相状態で照射し、過冷却相照射が耐熱性の改善に有効であった。本レポートの要点は次のようである。(1)固相、溶融相、過冷却相で照射すると、過冷却相が最も橋かけしやすい。(2)過冷却相照射で得た橋かけPCLは150Cでも溶解しない耐熱性のあるものである。(3)土壌中の分解には橋かけ構造は影響を与えない。
森田 洋右
プラスチックス, 49(4), p.110 - 112, 1998/00
原子力機器・装置に使用される高分子材料についての概説。放射線下で使用される電線・ケーブル材料、パッキング材、フィルタ、放射性廃棄物固化体など例を上げて説明した。
瀬口 忠男
プラスチックス, 46(4), p.61 - 63, 1995/00
原子力施設で使用されているプラスチックやゴム材料について、特性と応用例、今後の展望を解説した。特に、応用の具体例を写真で示し、特長を示した。
瀬口 忠男
プラスチックス, 43(4), p.186 - 188, 1992/04
原子力施設で使用される高分子材料の応用例と必要な特性について解説した。写真を中心とした解説である。
瀬口 忠男
プラスチックス, 40(4), p.58 - 60, 1989/00
原子力の分野で使用されるプラスチックの実例を紹介し、それら材料に要求される特性、耐放射線性について、解説した。また、今後の応用分野と耐熱・耐放射線性高分子材料を紹介した。
町 末男
プラスチックス, 25(5), p.70 - 76, 1974/05
放射線架槁の特徴とその工業利用について概説した。1.ポリマーに対する放射線照射効果; ポリマーを架槁型と崩壊型に分類し架槁の機構についてのべた。2.架槁型ポリマー; ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、エチレンコポリマー資料の架槁について放射線法の技術についてのべた。3.放射線架槁の工業利用; 工業化されている架槁プロセスと線源について概説した。
武久 正昭; 町 末男; 沢柳 正一*
プラスチックス, 18(4), p.8 - 14, 1967/00
装置については後に詳しく述べるが、研究は小型装置による基礎研究、ミゼット装置および中間規模装置を用いた流通法による工学的研究の3つの段階からなっている。今日まで小型基礎実験は約400回以上、ミゼット実験は約100回、中間規模実験は19回行なった。研究態勢としては原研職員10名と民間の有力会社11社から派遣された研究者、技術者12名とでプロジェクトチームを組み、民間産業界との協力のもとに研究が進められている。